「着物の種類にはどのようなものがあるのだろうか」このように考える人も多いのではないでしょうか。今回は着物の種類について詳しく紹介していきます。
着物の種類をご紹介
着物の種類には振袖や浴衣、黒紋付など様々な種類があります。ここからはそんな多くの種類のある着物の種類について紹介していきます。
振袖(ふりそで)
振袖は未婚女性の礼服と呼ばれており、袖や丈が長いのが特徴となっています。振袖は袖の長さによって大振袖、中振袖、小振袖の三つに大きく分けられます。振袖には袋帯という帯を使用するのが一般的です。袋帯には結び方のルールがないため幅広い結び方をすることができるでしょう。
浴衣(ゆかた)
浴衣は日本で最もポピュラーな着物の一つと言えるでしょう。お祭りなどの夏の季節に着る機会が多く、通気性などに非常に優れています。浴衣は昔は湯上がり着や寝間着としても使用されていたことがあります。浴衣は他の着物に比べできる機会が多いことから着付けの練習としても使いやすいでしょう。
黒紋付(くろもんつき)
黒紋付とは一般的には喪服と呼ばれる着物となります。基本的には葬儀などの場面で着る機会が多いでしょう。生地の色は黒一色となっており、柄など一切ついていません。しかし両胸などに白い紋が入っているものがあります。
訪問着(ほうもんぎ)
訪問着は着物の柄が袖や裾を跨いで続いているものを指します。他の着物と違い、上半身と下半身に両方柄が入っているのが特徴的です。着用シーンは結婚式や卒業式などのお祝い事から、お食事会や舞台などお出かけのシーンなどでも着ることが可能となっています。
色無地(いろむじ)
色無地は、白色と黒色以外の一色だけで染めた着物のことを指します。基本的に柄がついていないものが色無地と呼ばれています。色無地には紋付きのものとそうでないものがあり、着用シーンもお祝い事やお食事会など使用用途が異なります。
小紋(こもん)
小紋は生地に柄が入っている着物のことを指します。小紋も普段着として着る着物とされており、江戸小紋や京小紋といった雰囲気の違う柄が存在します。雰囲気が違うことから幅広い着方を楽しむことができます。
紬(つむぎ)
紬は「紬糸(つむぎいと)を使用した織物の着物を指します。紬はしっかりとしていて丈夫であることが挙げられます。「結城紬(ゆうきつむぎ)」「久米島紬(くめじまつむぎ)」などの日本の重要無形文化財として登録されているものも多いです。この着物は普段着やおしゃれ着としても着ることができ、日常的なお稽古などに向いていると言えるでしょう。
まとめ
今回は着物の種類について詳しく紹介できました。着物は公的な場所やお祝い事、お祭りなど場所を選ばずに様々なところで着ることができるのが魅力的です。とはいえ場面において着るべき着物が違ってくるため、着る前に確認することが大切です。 皆さんも自身の持っている着物を着てお出かけなどを楽しんでみてくださいね。