低用量ピルの種類について
低用量ピルとは、1日あたりのエストロゲン(女性ホルモン)の投与量が20マイクログラム以下のピルのことを指します。低用量ピルには、以下のような種類があります。
低用量ピルには第一世代から第四世代までの4つの世代があります。それぞれの特徴や違いは以下の通りです。
第一世代低用量ピル
該当ピル:シンフェーズ・フルウェルLD・ルナベルULD
ノルエチステロンと呼ばれる黄体ホルモンを使用しています。出血量が減りやすく月経困難症のコントロールにも優れています。
肌荒れやニキビに対しても改善効果が見込めます。
第二世代低用量ピル
該当ピル:トリキュラー・ラベルフィーユ・ジェミーナ
第二世代低用量ピルには、レボノルゲストレルと呼ばれる黄体ホルモン。第一世代よりもエストロゲンの含有量が少なく、不正出血が起こりにくく安定した周期を作りやすいことが第二世代ピルの特徴です。
第三世代低用量ピル
該当ピル:マーベロン・ファボワール
第三世代低用量ピルには、デソゲストレルと呼ばれる黄体ホルモンを使用しており。男性ホルモンの作用抑制効果が強いので、ニキビや多毛症の改善に期待ができます。月経痛の緩和にも効果的です。
第四世代低用量ピル
該当ピル:ヤーズ・ヤーズフレックス
第四世代低用量ピルには、ドロスピレノンと呼ばれる黄体ホルモンを使用しています。
超低用量化されているので副作用のリスクが低くなります。月経困難症や子宮内膜症の治療薬としても使用されるピルです。
まとめ
以上が、低用量ピルの第一世代から第四世代までの特徴や違いです。
低用量ピルには様々な種類があり、特徴もちがうため、医師の指導のもとで適切なピルを選択することが重要です。