「着物を着る際に身につける和装小物にはどのようなものがあるのだろうか」このように考える人も多いのではないでしょうか。今回は和装小物の種類について詳しく紹介していきます。
着物に身につける小物とは?
着物を着る際の必須のアイテムとして、ほとんどの人がイメージするのは着物と帯ではないでしょうか。しかし、それ以上にキレイに着こなすためには「和装小物」を取り入れる必要があるでしょう 。
とはいえ和装小物には多くの種類があり、どのような役割があるのかを知らないという人も多いかもしれません。今回は帯周りと衿周りの和装小物について詳しく解説していきます。
帯周りに身につける小物とは?
帯周りに身につける小物にも数多くの種類が存在しています。ここからは帯周りの和装小物について詳しく紹介していきます。
帯揚げ
帯揚げは、着物と帯の中間にわずかだけ顔を覗かせる小物なため、スーツなどの差し色のように活用することができます。カラフルな色味のものが多いため、オシャレに着飾ることは可能ですし、暗めな色の着物に明るい色を取り入れることもできるでしょう。
帯締め
帯締めは文字通り帯を締めるための役割を担っています。着物の後ろで結んでいる帯がゆるくならないように、お腹の部分で帯締めを巻いて支えるようにします。帯締めにも様々な色が用意されているので、帯や着物のデザインやカラーに合わせて選んでいくと良いでしょう。
帯留め
帯留めは帯締めの周りに通すような形で、帯の正面を飾るためのアクセサリーのような役割を担います。前述した帯揚げや帯締めのように、着物を着るために必須である小物ではないため、帯留めは必ずしも身につけなくても大丈夫です。
とはいえ、帯留めを身につけることで相手にオシャレな印象を与えることができるでしょう。中には宝石をあしらったものなどもあるので、気になる方は好きなものを選んでみてください。
衿周りの和装小物とは?
衿周りの和装小物にも様々な種類が存在しています。ここからは衿周りの和装小物について詳しく見ていきましょう。
衿芯
衿芯は、半衿などの襟元をきれいに見せるための小物となっていて、衿カラーとも呼ばれることがあります。帯板などと同じく、しわにならないようなちょうどいい硬い素材でできています。硬い素材にも細かい違いがあるので、自分の好みに合わせて選ぶと良いでしょう。
半衿
半衿は、着物の中に着る肌着の衿部分につけるもので、襟元に化粧品などの汚れがつかないようにするための役割を持っています。デザインは無地なものが多いですが、金にはおしゃれな柄が入ったようなものも出てきているため、おしゃれの一つとして選ぶことも可能です。
まとめ
今回は着物を着る際の和装小物について詳しく紹介できました。和装小物には大人っぽいものから可愛らしいものまで、どの着物にも似合うようなものが数多くあります。皆さんも自身の持っている着物に似合う和装小物を是非見つけてみてくださいね。