「着物に合わせる髪飾りはどのようなものが良いのだろうか」このように考える人も多いのではないでしょうか。今回は着物に合わせる髪飾りの種類について詳しく紹介していきます。
着物に合わせる髪飾りの種類とは?
着物に合わせる髪飾りの種類は玉飾りは水引きなど定番のものや、 リボンやコサージュなど若い女性に非常に人気な種類まで数多く存在しています。ここでは着物に合わせる髪飾りの種類について8種類を紹介していきます。
水引き
水引の髪飾りは、花をモチーフにしたシンプルかつ非常に華やかな髪飾りとなっています。伝統工芸とも言われている水引細工は縁起物として様々な場面で活用されており、「物事を浄化して邪気を払う」といわれています。 水引は結び方によって梅の形や花の形など種類が様々にあることも魅力のひとつです。
リボン
リボンの髪飾りはレトロな雰囲気がありつつも、女の子っぽさ溢れる非常にかわいらしいイメージを与えてくれます。特に成人式や大学などの卒業式に身につけてくる女性の方が多く、若い女性の方に特に人気があります。
コサージュ風
コサージュをモチーフとした髪飾りなどは、洋風で華やかなデザインのものが多くあり、成人式の振袖などによく用いられています。振袖以外に浴衣やバッグにも合わせられるのが魅力的です。 カラー展開が非常に幅広いことから自分だけの髪飾りを作ることができるなど、オリジナルのアレンジをすることが可能となっています。
ピンポンマム
ピンポンマムとは花柄で丸みのある立体感を出した非常に可愛らしい髪飾りなっています。色味も鮮やかなものが多くポップなイメージがあり、若い女性に人気のある髪飾りとなっています。ピンポンマムの花言葉には「真実」「高貴」などの意味合いがあり、結婚式におけるブーケなどにも活用されています。
生花
生花の髪飾りは花そのものの自然な発色などが綺麗であり、花の匂いなども楽しむことができるでしょう。生け花はバラやかすみ草など可憐で豪華なものまで幅広く用意されているため、着物のイメージに合わせたものを選ぶことができます。 生花なのでずっととっておくことはできませんが、自然の美しさが着物や振り袖の姿などをより強調させてくれるでしょう。
玉飾り
玉飾りとは丸い毬の形をした和風の髪飾りになります。玉飾りはよく着物などを身に付けてる人が髪留めとして使っているのを見る機会があるのではないでしょうか 。 この髪飾りには様々な呼び方があり、玉飾りをはじめとして、ちりめん玉、絞り玉、毬玉などの呼び方をすることがあります。
つまみ細工
つまみ細工とは、江戸時代の頃から日本に伝わる伝統工芸とされています。また、つまみ細工を髪飾りとして取り入れたものを「かんざし」といい、着物を着たことがない人でも同じになるような言葉となります。つまみ細工には季節の花が取り入れられるなど、日本特有の季節感溢れるものが多く存在しています。
百合
百合の花言葉には「威厳」「純粋」「無垢」などの意味があり、結婚式でもブーケや髪飾りとして活用されています。 日本のことわざでも美しい女性を表現している「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」という言葉があり、風になびく百合の美しさを女性が歩く姿に重ねている表現なっています。
まとめ
今回は着物を着る際の髪飾りについて詳しく紹介できました。髪飾りは花をモチーフにしたものが異常に多く、大人っぽいものから可愛らしいものまで、どの世代にも似合うようなものが数多くあります。皆さんも自身の持っている着物にあった髪飾りを是非見つけてみてくださいね。